【故障しないために・・・投げ方(2)】(2008.08)
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・肩・ヒジの痛みはつきもの!しかし、正しい投げ方を身に付ければ歳をとっても投げられます。
・逆に、悪い投げ方では、投げれば投げるほど悪化します!治療は根本の解決には繋がらない。
・試合前のキャッチボールを練習と思って意識して続ければ、1年位で身に付くと思います。
・まずは、分析して理解しましょう。
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■「投げる」という動作を最小単位から見つめていきましょう。
(1)腕の縦振り
- 球を投げるには、手首とヒジを縦に振り下ろすのが最小単位
- ヒジの屈伸で投げるしかなく、腕も最後まで振れない。
- 例え腕を振っても、ひっかいた投げ方になりヒジがつっかえてしまうはず
- 強く振れば振るほど、肩とヒジに負荷が掛かる。(短い距離ならいいが)
- (1)と(2)は、左手を右肩に当ててやると、振動が衝撃として感じられると思います
(2)腕の振りに、捻りを加える
- 腕は90度くらい内に捻ることができる
- まずはヒジを内捻りして高く上げ、力を抜いた手首を吊り上げる。理想的な腕振りはこの1点に尽きる。
- 投げるときには捻りが戻って(1)と同じだが・・・
- 投げ終えた後に再度内捻りするのでヒジがつっかえない。負荷を逃がすことができる
- 内捻りを加える事で、コンパクトな空間でムチのようなしなりができるはず。
(3)上体の捻りと、前方への折畳みを加える
- 股関節から肩までを1枚の板(面)と考えるのが自然かと思います。
- あとは腰(股関節)を一気にターンさせれば自然と腕がついてくる。
- 腕を振り過ぎると上体の折り畳みが出来なくなる傾向があるので、体に合ったタイミングとバランスを掴んで下さい。
(4)最後に、下半身を追加
- 肩でいくら頑張ってもスピードは出ない、かえって肩を傷め他の箇所を無視した投球になる
- 肩以上に、上体や下半身の力の方が大きい。だが、使いこなせていないのが現状
- 下半身→上体と力が伝わっていくが、常に左半身がリードしている。やはり全体のバランスが大切
- 全てはDのリリースでMAXに持っていくためです。タイミングを色々研究してください。
- (右腕を伸ばすのは避けたいが、Aのタメが作れる人は、そこからヒジを吊り上げて行けば大丈夫!)
※自分ではなかなか分からないものです。ビデオや、鏡の前で自分の投球を分析してみましょう。
※プロ野球選手の写真やスロー再生を見るときは、是非注意してみて下さい。
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