【常識の変化!守備編】(2008.08)  

・経験者ですらまともな野球理論を教えてもらった事が無かったりします。
・昔の常識が、今では笑いの種になる例もあるくらいです。
・今回は守備についてまとめてみました。今回はこれにて!
・「打撃と走塁」については、チーム戦略にも関わってくるので、改めて別の機会にします。
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■【守備】・・・低く腰を落として構える?  

 個人差はありますが、必ずしも?
  ・低い姿勢のまま移動できる人はいいですが、一旦上体が起きてしまう人は逆に体重移動が鈍くなるケースも。
  ・低い構えでもいいが、早めに取りすぎて長時間いるのは問題!体も固まってしまうし、集中力も体力的にもスタミナが切れてしまう。

 正解は一つではありませんが、最近の傾向は
  ・テニスと同じで要領がいいと思います。リラックスしておく事が一番大事。
  ・投球モーションに入ったらカカトを浮かして足先で細かくステップしたり。
  ・打つ瞬間だけ集中力を高めてつま先立ちで前傾。つんのめるように軽く一歩踏み出してもいいです。
  ・グローブという道具を持って動くので、ブランと降ろすより上体に近い方が一歩目が早いのではないか。
  ・重心を左右対称でなく軸足側に乗せるのも手です。両足を平行でなく前後にして構える選手もいます。
  ・外野はやっぱり「新庄構え」ですかねえ!始め高い構えから低い体勢で打球を追う!(そして空中でキャッチ)
  構え



■【守備】・・・両手で捕る?  

 両手で捕りに行くと?
  ・両手で捕りに行くと上体が正対し固まるので、捕球できる範囲が狭くなり、打球を追う場合は足取りも鈍る。
  ・誤って右指を負傷するので、特に捕手は絶対×! どうしても必要な時はグーにするか、パーで手の平を向ける
  ・走者へのタッチが素早くできない。片手のほうが絶対速い。
  ※投げる手を添えるとしたら、捕球の為ではなく、素早く送球する為と解釈すべきか。

 普段から片手捕球の練習を!
  ・いまや「片手捕球」が標準で、両手で捕るのはイージーフライくらいでしょうか。
  ・普段のキャッチボールから、リラックスして捕球ギリギリまでグローブを出さない練習もしてみて下さい!
  ・腕は伸ばさず、体の近くで捕るのがコツ。するとグローブが邪魔にならず最後まで見れる。また球を持ち替える時間も早い。
  ・足を踏み出して捕る!ジャンプして捕る!それも積み重ねが必要です。ただ棒立ちで捕球するより遥かに上達します。



■【捕手】・・・キャッチングのルール  

 捕球したミットは動かしてはいけない事になってます!!
  ・際どいコースの球を手首を返してストライクと見せかける・・・昔はいいキャッチングの見本でしたが!
  ・現在は、反則行為とみなされて注意を受けます!直らないと退場させらる事も。
  ・フェアにやろうと言う事です。特にベテランの人、注意しましょう。



■【守備】・・・ゴロを捕る時は腰を落とす?  

 腰を落とす?
  ・強烈な打球は別として、正面の凡ゴロを腰を落として待ったり止まったりしてはダメです。
  ・腰を落とすということは「足を止めて待つ」と言う事!「待つ」という事は「バウンドを合わせる事を止める」事です。
  ・他にも、体が硬くなる!捕球と送球が分断され時間が掛かる!
  ・特に内野は、移動の中で「捕球→送球」するので腰は落とせない!アウトに出来るものもアウトに出来なくなる。
  ※送球を急がない時、外野で余裕のある時などはそうしてもいいと思います。
  ※硬式は、選手の力・球質等が違うので別!草野球は球が弾むし選手の体力もない分(笑)前で捕りに行く癖を。

 内野手は最初の一歩が大切。それがアウトの確立を格段に高くする。
  ・「守備で一番大事なのは最初の1歩」だと、ほとんどのプロ野球選手は言います。
  ・前に出て早く捕球した分アウトの確率が増える!一塁までの距離が近いほど早く正確になる!
  ・最初に一歩動けばバウンドの調整がしやすくなる。待つにしても捕球時には一歩踏込めば助走となり送球が楽。
  ・前のゴロは、減速しないでむしろ加速して捕球!すると躍動感あるプレーになる。
内野手
  ※内野手なら絶対に身に付けたいテクニック!
   (ダッシュするほど、実は送球の角度がきつくなるので体勢が苦しい。それを補うテクニック。何よりカッコいい!!)
   ・クロスステップ・・・減速しないで送球。左足で斜めジャンプ→宙で右足を左足の前にクロス→右足で着地しその勢いで送球。
   ・スナップスロー・・・素早く正確な送球をする為に、ヒジを上げてスナップスローを、上と横で投げ分けられるといいです。
   ・捕球したら投げる方に一度背を向けると、体が開かずバランスが取れる。

   ※高校レベルでは既にスタンダード!外野手が捕球する時、右足を踏み出して捕球する(右利きの場合)
   ・左足前だと投げるのに6歩掛かるが、右足前にすると5歩で投げられる
   ・低いゴロの場合は、左手のグローブで捕る時に左足が邪魔にならない
   ※タッチアップや走者を刺す為に急いで送球をする場合の話ですが、やるなら普段から練習が必要です。
外野手



■おまけ・・・一塁送球でワンバウンドを勧める訳  

 2008の内野エラーを調べたところ、半分以上は悪送球だったのです。なんとももったいない!
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